プラントエンジニアってどんな仕事?活躍するために必要なスキル

プラント工事とプラントエンジニアの仕事

プラントは工場の中にある設備のことで、プラント工事とは工場に全ての設備を備え付けて完成させるための工事のことです。プラント工事の対象は、食品工場や製薬工場をはじめ、製鉄所、発電所、化学工場、浄水場など、私逹の生活を支えているほぼ全ての分野の工場が含まれているといっても過言ではありません。また、プラントの種類も土木、化学、電気システム、機械など多岐に渡ります。そして、そのプラント工事の企画設計段階から、建設、保守メンテンナンスまでの全ての業務にトータルで関わるのがプラントエンジニアと呼ばれる仕事です。各工程の中で働いている専門家や技術者たちをとりまとめたり、運営をサポートすることが主な仕事となっていて、実際に関わる分野や規模は所属する企業ごとに異なります。

世界へと広がる活躍の場

プラントエンジニアになるためには、取得しておかなくてはいけないという資格はありません。しかし、プラント工事で技術者たちとスムーズにやりとりできるスキルが必要となるため、大学の理工学部や工学部などで身に付ける程度の専門知識がなくてはつとまらない仕事でしょう。また、最近では多くの日本国内メーカーが製造拠点を海外にシフトしていることから、プラントエンジニアの活躍の場は世界へと広がっています。新興国をはじめ、世界各地でのプラント工事に関わるのであれば、日常会話レベルの英語力が必要となるほか、留学や海外勤務経験なども大きな強みとなります。また、一級建築士、技術士、機械設計技術者、CAD技術者などの専門性をいかして活躍したい場合には、就職先の企業がどの分野のプラント工事を多く手掛けているのかを事前によく調べておくようにしましょう。

プラントの求人は資格をたくさん持っている人材かどうかで採用の可否が左右されます。専門性も高いほど有利です。